犯設備士とは、防犯設備の設計・施工・保守管理を理論的かつ適正に行うことができる専門家を認定する資格です。
主催団体は公益社団法人 日本防犯設備協会で、受験資格があるのは、防犯設備士養成講習の修了者、または防犯設備の設計・施工・保守管理に関する5年以上の実務経験者であることを協会正会員の代表者によって証明された者でなければなりません。
防犯設備士養成講習は、第1日目・9:00から18:00時まで(休憩時間含む)、第2日目・9:00から12:40まで受講します。
受講内容は、防犯の基礎知識・防犯構造及び機能、設備及び設計・電気・施工及び保守管理等です。
資格認定試験は、知識試験(70分)・技能試験(80分)の計150分で、受講及び試験は年4回実施されます。
資格認定試験に合格し、申請により防犯設備士資格者証の交付を受け、公益社団法人 日本防犯設備協会の防犯設備士登録簿に登録された者をいいます。

防犯の設備は機器を取り付ければ防犯の機能を発揮するというものではありません。
侵入盗、強盗の手口を研究し、何処に何を設置すればよいかということを、理論的な裏付けに基づき設計施工を行い、さらに、運用管理が十分になされてはじめて防犯システムが完成します。
このため、防犯システムに携わる人は専門の教育を受けていることが非常に重要です。
また、科学技術の進歩により機器も高度な技術が使われているので、そのフォローも必要です。

公益社団法人 日本防犯設備協会は警察庁の指導の下で平成4年2月から防犯設備士の養成と資格認定試験の事業に取り組み、防犯システムの技術レベルの向上を図っています。警察も防犯設備士の活躍を期待しており、防犯診断や地域の防犯運動にも積極的に参加することを望んでいます。
防犯設備士は国家資格ではありませんが、発注者から条件として指名される例もあり、今後防犯設備士の役割が重要視される方向にあることを示しています。
平成13年4月より(社)日本防犯設備協会の自主事業として実施されていますが従来通り、警察関係者からも期待される資格者として活躍されることを願っています。

防犯設備士は資格者証を携帯し、名刺に防犯設備士資格者番号を記載し、お客様と対応しています。
主に地域の防犯活動や防犯モデルマンション登録制度の審査委員 等の活動を行います。
防犯設備士=Certified Security System Expert

注:文章の一部を公益社団法人 日本防犯設備協会より、引用させていただいております。

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